航空機シート JAL 「CLASS J」

2000年3月に、野呂教授および研究室スタッフが応募した、国際線旅客機ビジネスクラスシートの国際コンテストで、そのデザインが優秀賞を受賞しました。
その後、弊社は、小糸工業株式会社と共同で、深部静脈血栓症(DVT)を防止する航空機シートの開発を行ってきました。その過程で、野呂教授の骨盤支持の理論を取り入れたシート(製作 小糸工業) がJAL 「クラスJ」用のシートに採用されました。国内線での使用は、2004年6月1日から開始されました。

このシートの従来にない骨盤支持の特徴については,野呂研究室「航空機シートの研究」 カテゴリで、紹介されております。そこで、このページでは、もう一つの特徴、レッグレスト(脚置き)について、紹介しましょう。一般に、フットレスト(足 置き) が使われています。しかし、これは、足を行儀良くフットレストに載せていなければならず、窮屈なものです。そこで、国際線ビジネスクラスによく使われてい るレッグレストと同等なものが「クラスJ」用のシートに採用されています。肘掛けについているレバーを操作しますと、ゆっくりとレッグレストが持ち上がっ てきます。窮屈な感じは、まったくありません。ぜひ利用され、リラックスした空の旅をお楽しみ下さい。

よろしければ野呂研究室「航空機シートの研究」カテゴリもご覧ください。

« 前のページに戻る