3月25日 ドイツChemnitz 工科大学にて ドイツ人間工学会(GfA)春季大会

  • 野呂教授の講演 (報告)

3月25日 ドイツChemnitz 工科大学にて ドイツ人間工学会(GfA)春季大会

テーマ Medical approach to seated comfort and seat design

学会の紹介: ドイツ人間工学会(GfA Gesellschaft für Arbeitswissenschaft), the Ergonomics Society of the German Language-Speaking Countries が正式名称でドイツ、オーストリア、スイスの一部にハンガリーも加わった学会です。

ドイツ人間工学会2011 プログラムの表紙
ドイツ人間工学会2011 プログラムの表紙

この表紙の写真はキャンパス内の建物です。500人近い参加者で東洋人は私一人でした。

医学的なアプローチ = ランバーサポートは不要か?

椅子の座り心地と開発のための医学的なアプローチは、従来以上に人体の医学的な側面を強調したアプローチのことである。その例として、下肢の静脈流と脚のむくみの関係や臀部や大腿部の筋肉の特性を考慮した座り心地のデザインを挙げることができる。

1948-1950年ごろは、B. AkerblomやJ.J.Keeganら複数の医師が椅子の開発に携わっていた。ランバーサポートは、Automobile lumbar cushion と称して

J.J.Keeganにより図として描かれている。(1964)

彼は、骨格と病理に関する重要な臨床報告を自動車技術会で報告した。(1964)

このpaper では、B. Akerblomの推奨するseat outline が掲載されている。このように、1950-1960年ごろはランバーを支持することについて、大きな関心がもたれ現在に至っている。しかし1980年代Keeganのランバーを支持説に否定的な実証(evidence)が出始めた。呉奇勲ら(1998)は骨盤サポートを実験によりその姿勢に与える影響を立証した。Noro ら(2011)は、骨盤の上部仙骨部を特定してサポートすることの有効性を立証した。

講演後、ミュンヘン工科大学、BMW、Audi、Leggett & Platt Automotive Group Europe の技術者と長時間に及ぶ討論がありました。

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