新作椅子 まだ半ばですが

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現在、試作中の椅子を紹介します。眼科手術用の椅子です。 産業医大眼科教室・東北大・エルゴシーティングの共同開発です。製作ははんだやです。

1 デザイン  医学×工学 医師たちと工学者たちによるコラボ。学会での研究報告と同時進行です。

① 眼科顕微鏡手術執刀医の作業姿勢の違いの研究  2016 第一生命財団の研究助成(代表 近藤寛之)による

この研究は、15日~18日にシカゴで開催されるAAO(仮称アメリカ眼科学会)においてPosture Dynamics and Intraoperative Burden on Surgeons During Ophthalmic Microsurgery Assessed by Ergonomic Methodsのタイトルで、同大眼科渡部晃久医師により発表

② 座面をデザイン 大事なベースであるシェル。小山秀紀先生のレンダリングを強化プラスティックで造形。

③ プロダクトデザイン 余篠嘉(㈱ WEGA)

④ 新素材の使用 ウレタンフォームはやめにして、いくつかの特徴ある素材を用いた。写真は、とりあえず張り込みと組み上げの結果である。素材については、⑤以降に述べる

第一画像

2 製作の過程  Skypeを用いた多地点カンファランスが有効です

今回の椅子張り込みは、山口のとよた整形外科クリニックの腰椎にやさしい椅子で実績のあるANイスバリ工業(静岡県焼津)に依頼。写真は、工場での作業の様子。作業の様子は、熊本のオフィスでもウオッチ。

椅子の製作の様子

3 理論とデータ  エルゴの椅子は、背あてのロールが外観上の特徴ですが、今回は新素材を用いてその特徴を最大限発揮させます。

背あては、④のように、太いロールで構成されている。⑤のように術者の背あてへの接触圧と接触時間を参考に開発している⑥。

第二画像

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